第2章 画像処理を体験する

  1. 標本化
  2. 量子化

標本化

標本化とは像を離散的な点(pixel)に分割することを言う。
下に様々な解像度で標本化された画像の例を示す。

画素と同義。pix(pic=写真の意の複数形)+elementの造語。 一般にはピクセルとドットが同義に使われているが、ドットと言った場合、 本来は色や色深度の情報は含まない「点」を意味する。
したがってカラー画像の最小単位はドットではなくピクセルと称するのが正しい。

8 pixel * 8 pixel

8

16 pixel * 16 pixel

16

32 pixel * 32 pixel

32

64 pixel * 64 pixel

64

128 pixel * 128 pixel

128

256 pixel * 256 pixel

256

量子化

量子化とは、各pixelに対し、予め設定しておいた階調に合わせ 色を近似することを言う。各pixelに何bit用いるかによって、 色のなめらかさが変わってくる。
下に例を示す。
bit数に対する色数の計算方法については、ディジタル画像データの構造を見て欲しい。

1bit (2色)

1bit

2bit (4色)

2bit

3bit (8色)

3bit

4bit (16色)

4bit

6bit (64色)

6bit

8bit (256色)

8bit

24bit (16777216色)

24bit