Gnuplotの使用法

  1. Gnuplotとは
  2. グラフ作成例

Gnuplotとは

本書では、 画像処理に観点を置くために、ヒストグラムの表示のプログラムは作成せず、 ヒストグラムの描画にGnuplotを使用する。

Gnuplotとはグラフ作成ソフトウェアである。 gnuplot info日本語化・機能拡張 (PLUS-enhanced) パッチ 公式サイト等からダウンロード出来、以下のような特徴がある。

ヒストグラムの表示にしようするので、インストールして使えるようにしておくこと。 インストール法についてはここでは触れない。

Qtで、Windowに点や線、図形などを指定色で描画するには、 QPainterクラスを用いれば比較的容易にできる。
自分でヒストグラムを描画したい場合、使ってみてほしい。

グラフ作成例

プロット例を示す。

0	0
0.1	0.099833417
0.2	0.198669331
0.3	0.295520207
0.4	0.389418342
0.5	0.479425539
0.6	0.564642473
0.7	0.644217687
0.8	0.717356091
0.9	0.78332691
1.0	0.841470985
.	.
.	.
.	.

上のような、sin関数の値を、タブ区切りのファイル、sin.txtとして用意した。

ファイルをgnuplotのディレクトリに移動し、次のように実行した。

gnuplot> set xlabel "x"
gnuplot> set ylabel "y"
gnuplot> set xrange[0:10]
gnuplot> plot "sin.txt" with impulse

set xrange[0:10]はx軸の範囲を0から10に設定するコマンドである。
また、with impulseは鉛直線で描くオプションであり、 ヒストグラムの描画にもこのオプションを用いる。
また、with impulseはw iと省略できる

結果
結果、上のように表示された。