家、建ったよ

アパートの頭のネジが外れた住人たちと、対処をしてくれない不動産屋に絶望し、一軒家を建てることを決めて2年、やっと出来上がりました!
同じ人間なんだから、「夜は静かにしましょう」くらい伝わると思ってたが、そんなことは無かった。
僕らが行くべきではなかったモデルハウスでは「そんな端金では家は建たない、帰れ!」とやんわり言われましたが、建ちました!
僕達の予定も311の影響を受け、予定よりずいぶん遅れて、色々あって、短期間に3度(トランクルームの出し入れを入れると5回!)も引越をするはめになりました。

マンションでもいいのでは、という考えもあったんだけど、僕は一軒家に住んだことがないので、小さくてもいいから同程度の金額で建てられる一軒家にしたかったのです。

もちろん想像するのも恐ろしいほどの大きなお金を動かすことになり、おっかなかったので、あまり公にはしてきませんでした。ここでもお金のことはほとんど触れませんので悪しからず。

どんな?

引越し前の写真なので生活感がないですが…。

一階:階段。階段の下は収納になっています。

一階:洗面所とお風呂。風呂はTOTOの一番小さいやつです。大きい風呂ではないですが、十分広いです。床下は収納ではなくメンテ用ですが、お漬物くらいならできそうです。
ここで服を脱ぐことになるんだけど、背面にトイレがあるので、だれか客人が風呂に入ることがあるとすると、そのときは入れません。

一階:寝室です。断然布団派なので畳にしました。日当たりが良くなくて、ハッキリ言って冬は凄く寒い。 夏がどんな具合か楽しみです。
ここの壁だけ漆喰を使い、自分たちで塗りました。近くで見ると荒いですが、これもまた味があるってことで…。

ニ階:床はほとんどが杉板です。杉というと空気を多く含んでいて、軽くて柔らかい。
見た目が美しいのと、肌触りや感触が柔らかいのがいいです。
デメリットは傷が付きやすいことだけど、それをよしとするか(味があると取るか)どうかは人それぞれですかね。

二階:キッチン。TOTO製。INAXもみたけどTOTOのが良かったから、TOTOで好みの高さでメンテしやすそうでお手頃なのにしました。
僕は少し料理をするので、広いキッチンは嬉しい。

ニ階:リビング。ここにコタツを置いて御飯食べます。

ニ階:ロフトへの階段。スケスケの階段で開放感があります。
ロフトなのにこんな堂々と階段付けていいの?!…と思うかもしれませんが、それは後述(※)。

※ロフト=小屋裏収納は、部屋ではなく、あくまで小屋裏収納なので、高さに制限があったり、固定ハシゴを付けてはいけないなどのルールがある。市区町村によって微妙にルールが違うようです。僕のところは、階段付けてもいいけど床面積として計上すること、というルールだったので、天井の低い3階のようになりました。天井を高くしてしまうと今度は3階建てという扱いになり、構造計算料が+250万?程かかるのでやめました。家の中の事なんだからうるさいこと言うなよ、と僕は思う。

ロフト:天井は低く、hydeでも直立はできない。
僕の一番のお気に入りです。

ニ階:ロフトと繋がってて開放的です。

天井:スカイライト。光を取り込みます。ここだけLow-Eガラス。

目標としたもの

  • 徒歩を含めて、通勤時間が大きく変わらない
  • 広くなくてもいい(というか予算的に広いのは無理)。アパートでも不自由なかったので、アパートを縦に積んだような広さで良い。
  • ちゃんとした材料で、狭いところでも過ごしやすい家にしたい→フルオーダー
  • 予算を大きく変動させない(不動産屋はすぐにローンn年増やせばいいんですよ!って言ってくるから困る)

決まったこと

  • 通勤時間は少し短くなったけど、慣れ親しんだ路線から離れるのは辛かった
  • 14坪を切る。まさに猫の額。
  • 容積率、建ぺい率的は少し高めなのでキツキツ
  • 2階建+ロフト。階段でロフトまで行けるので天井の低い3階みたいな感覚

メリット

  • 過ごしやすい。僕達の生活をよく考えて作ってもらえたと思う。感謝。
  • 自分でメンテできる(管理費は無い。…が修繕積立という形で自分で管理して使う)
  • 僕らの準備さえ整えば、犬も家族に迎えられる
  • 楽器を思いっきり弾ける→アコギ物色中

デメリット

  • 寒いものは寒い。日当たりの悪い一回は極寒。
  • 冷暖房器具が1つでは足りない
  • もちろん照明も増えた
  • 町内会とかちょっとわずらわしい…

最後に。
変人が来るまでは過ごしやすかったので、僕達が欲しかったのは静かに住めるアパートでもありました。
なので、「おめでとう」と言われると何だか違和感とプレッシャーを感じます(笑)
単に他のアパートに越したものとして、扱ってくれると嬉しい…。
土地探し、設計士さん探し、僕の苦手とするその他諸々は、僕のパートナーがほとんどやってくれました。ありがとう。

こんなところです。また思いついたら追記します。