アンリアルライフをプレイした
同人ゲーム、アンリアルライフをプレイました。
ハルという女の子が夜の道路で目を覚ますところから始まります。赤い目が特徴的。
手元には読めない青い本。思い出せるのは自分の名前と先生という女性のおぼろげな記憶だけ。ハルは物に触れるとものの記憶を読み取ることができます。
この能力とAI信号機195とのサポートを受けながら、美しく不思議な夜の世界を冒険しながら先生を追います。
という謎解きゲームです。以下若干のネタバレを含む感想文。
女の子、不思議な生き物、変な世界、ドット絵、おぞましい記憶。どうしても思い出すのは「ゆめにっき」です。作者が影響を受けたゲーム一覧にもありました。「ゆめにっき」は何の説明もされず、最後に身を投げてしまいます。何とも言えない不快感が始終つきまといます。(だがそれがいい)
時々起こるフラッシュバック。きっと女の子は何か問題があってこの状況に陥ってしまったのでしょう。ゆめにっきみたいだったら嫌だな、という気持ちが湧いてきます。
やっと先生と会えた! と思ったら高いところから落とされた…。やっぱり!…と思いましたがバッドエンドです。丁寧に分岐点から再開できる親切設計です。
女の子は持病、コミュニケーション齟齬、事故、別れ、様々な不幸により絶望的な状況にありました。何とか幸せにしてあげて欲しいと願うものの、復帰は困難。いっそこの世界でゆっくり生きていくのもいいかもしれない。
しかし、ハルは立ち上がります。出会った不思議な仲間達の力を借りながら奇跡を起こすのでした。195との別れは悲しいけど、きっとお話の続きの中で195は生きていくのでしょう。
「ゆめにっき」のプレイヤーは誰もが願ったであろう答えの一つに出会えた気がします。
その他のこと
Unity製、4年掛かったとのこと。とても長い時間です…! ゲームづくりは大変だ…。
そうするとUNDERTALEは2.7年は短く感じる。
音楽もめっちゃ良かったのでサントラを注文しました!
最近はゲーム実況される事も想定して作られるんだな。
自分のゲームを有名実況者にプレイしてもらえるのは嬉しい気持ち8、実際にプレイして欲しい気持ち2ってところでしょうか。複雑な心境だと思う。
夜の街の雰囲気は自転車で東京湾を走り回っていたときのことが思い出された。
誰もいなくて普段とは違う空気で。
好きなシーンはクジラの雰囲気と電車での生活。好きなキャラクターはやはり195でしょう!
僕も夢の中で迷い込んでみたい。
僕は新しいことを始めるのがしんどい年齢になってきてしまった気がしますが、僕は根っからのクリエイター気質ですので僕も何かを作りたいな。
早期退職してクリエイターを目指したい、そんな気持ちになりました。