読書: いちばんやさしい教える技術

いちばんやさしい教える技術を読んだ。
教育に最近興味がある。

どんな本?

  • みんな学校で先生に教わってきたけど、教え方がうまい人、下手な人がいたよね
  • 先生じゃなくても後輩やお客さんに教えることがあるよね
  • 教わってはきたけど、教え方は教わってきていない人がほとんど
  • 運動スキル、認知スキル、態度スキルがある。ITだと認知と態度がメインだと思う。
  • 3スキルそれぞれの教え方を紹介

面白かったこと

僕はそろばん教室と塾講師の経験があり、そのせいか今も教えることに興味があります。
アルバイトだとある程度教え方を教えてもらえたりするんですが、そうではない場合もあります。

ITにおいては特に難しい。
質問者が何をしたくて何に困っているのか混乱しているケースが多く、ゴールが不明確な場合が多い。
そして「これをやれ!」といってもやってもらえないことが多い。

日本だと(僕の中学だけかもしれないが)、先生と生徒に大きな上下関係がありました。
権力で抑えつけるような教育が印象に残っています。
この本はこのような教育を勧めておらず、以下のような方法を勧めています。

  • ゴールを共に確認する
  • 相手に合わせて教育方法を見直す
  • 過度に褒めず即座にフィードバックする
  • 反復する

「先生と生徒の大きな上下関係」の逆のような印象を持ち、教育は大変だなぁと思いました。
やっぱ人間相手はだめだ。パソコン相手に限りますわ。

最近、やりたいこととやらねばならないことが増えてきて、優先度がブレブレ。
僕も自分の中にコーチを作ってゴールを見直したい。

パワーワード

  • 5000時間やればみんななんとかなる。7h * 5d * 3y = 5000h。10年やると一流。
  • 教育の結果が芳しくないのは100%教える側の問題
  • 記憶する方法は聴覚型と視覚型があり、人によって違う。僕はかなり偏った視覚型な気がする。
  • 一夜漬けはだめ。分散学習(繰り返し)。2回目以降の「思い出せない」が苦痛だがそこを乗り越えると記憶できる。
  • だいたいの人が文章にするのが苦手